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7. 洗剤の種類と特徴を覚えよう

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こんにちは!おそうじ豆知識をご覧いただき、ありがとうございます。

今回は洗剤について覚えていきたいのですがこんなに種類が多いと迷ってしまうといった経験はないでしょうか・・・、確かに多いですよね。

今回は洗剤の種類と特徴を知っていただき、洗剤の違いについて覚えていきましょう!

 

※洗剤の液性(洗剤の性質)は ➀酸性 ②弱酸性 ③中性 ➃弱アルカリ性 ➄アルカリ性 の5種類ですが、洗剤の種類は 合成洗剤  洗浄剤  漂白剤  研磨剤 などになります。

そのほかに溶剤、除菌剤、消臭剤、石鹸などもありますが、私たちが普段よく使っている洗剤の種類は 合成洗剤  洗浄剤  漂白剤  研磨剤 が主になります。

 

➀酸性洗剤(pH値1~3)

・酸性洗剤はトイレ用洗剤に多く使用されています。中性のトイレ洗剤もありますが、人体からの脂肪、し尿、タンパク質など便器に付いた尿石、ガンコな黄バミ、水アカ、アルカリ質の汚れ、水道水が付着したカルシウム焼けに効果的があります。塗布して時間を置くとより効果がある反面、時間を置きすぎると素材を傷める可能性があるので要注意!酸性洗剤は金属を錆びさせたり、タイルの目地や大理石、コンクリート表面を溶かしてしまうので注意が必要です。塩素系漂白剤と混ぜると塩素ガスが発生して大変危険ですので注意して下さい。

 

②弱酸性洗剤(pH値3~6)

・弱酸性洗剤はお風呂洗剤に使用されており、湯アカ、脂肪分、石鹸カスを落とす効果があります。どちらかというと洗剤というよりシャンプーやボディソープなどが多いです。健康な人の肌も弱酸性で皮膚に直接使用する化粧石鹸やハンドクリームも弱酸性が最適とされています。

 

③中性洗剤(pH値6~8)

・中性洗剤の代表といえば食器洗い洗剤ですね。中性のお風呂洗剤もありますが界面活性剤が多く含まれているので汚れを浮き上がらせ再び付き難くするので他の洗剤より多く含まれています。そのほか洗濯用洗剤も中性が多くお肌にやさしいからでしょう。中性洗剤はガンコな汚れには不向きですが軽い汚れには効果があります。素材を傷めることがないのでプラスチック類、ゴム類、塗装類、ガラスや石材類、金属類などほとんどの素材に安心して使用できます。よく泡立つのも中性洗剤の特徴です。

 

➃弱アルカリ洗剤(pH値8~11)

・弱アルカリ洗剤といえば一般に家具や住居用洗剤に多く使用されています。環境に良いとされる重曹も弱アルカリ性です。特徴は中性洗剤より洗浄力はあるのでドアや床といった直接触れる手アカ程度の汚れや軽い油汚れに効果があります。一般的な日常生活の汚れを落とす便利な万能洗剤と思って良いでしょう!素材によっては薄めて使用しないといけないこともあるので使用上の注意を確認してから使用して下さい。

 

➄アルカリ洗剤(pH値11~14)

・アルカリ洗剤といえばレンジフードやガスコンロといったガンコな油汚れを落とす強力洗剤として使用されています。カビ取り剤や漂白剤、排水口に流してヌメリや髪の毛を溶かして流す洗浄剤もアルカリ洗剤です。強アルカリになるのでガンコな汚れに効果を発揮しますが、酸性洗剤同様、使い方を誤ると素材を変色、劣化させてしまうトラブルになるので必ず使用上の注意をよく読んでから使用してください。

 

 

◇合成洗剤

合成洗剤とは界面活性剤を主成分とした酸性、中性、アルカリ性の洗浄補助剤が加えられた私たちが日常で一番よく使う洗剤になります。したがって液性も酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、アルカリ性の5段階に分かれおり、台所用合成洗剤にも中性と弱アルカリ性もあれば、住宅用合成洗剤もアルカリ性と弱アルカリ性に分かれていたり、洗濯用合成洗剤も中性と弱アルカリ性があったり、同じ用途でも液性が違う場合があるので洗剤を選ぶ時は表示ラベルの液性と使用上の注意をよく確認してからお選びください。トイレ用合成洗剤、浴室用合成洗剤、○○用合成洗剤といったぐあいに表記されています。

 

◇洗浄剤

洗浄剤も洗剤と同様ですが、主に酸やアルカリの化学作用で汚れを落とし合成洗剤より強力なため、キッチン、浴室、トイレといった水まわりの水アカやしつこい汚れ、排水口などヌメリを強力に落とす洗剤で成分が強いので原液で使用するのか、薄めて使用するのか、希釈を間違えると大変なことになりかねません!必ず使用上の注意をよく読んでから使いましょう。

 

◇漂白剤

漂白剤も日常よく使う洗剤ですが大きく2種類に分かれます。主な成分に次亜塩素酸ナトリウムを使用し殺菌、漂白力の強い「塩素系」と漂白力の弱い「酸素系」です。殺菌効果が強くカビ取り剤やキッチンハイターなどが「塩素系」色柄物など衣類の洗濯用漂白剤が「酸素系」になります。塩素系漂白剤を使用する時はメガネ、マスク、ゴム手袋の着用を忘れずに!

そのほかに「還元型」もありますがサビを取る時に使用します。「塩素系」は金属をサビさせ、逆に「還元型」はサビを落としてくれます。

 

◇研磨剤〈クレンザー〉

クレンザーは研磨剤に界面活性剤を混ぜ合わせたもので粉末タイプと液状クリームタイプがあります。液性は弱アルカリ性でシンクやキッチン台のステンレスや蛇口メッキといった金属部分を磨き上げる時に使用したり陶器の水アカ、鏡のウロコ焼けを落とす時に使用します。

 

ほかにも溶剤、除菌剤、消臭剤、石鹸などもありますが、洗剤の知識を得ると汚れに対するおそうじの知識も広がります。

おそうじの知識が広がるとムダも無くなり、汚れを落とすことが楽しくなります。

いかがでしょうか?

洗剤を覚えて使い分けるとおそうじもラクになりますが、使い方を誤ると大変なことになってしまいます。

 

※次回はおさらい意味も兼ねて洗剤の品質表示について知っていきましょう!

 

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