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12.クエン酸とその使い方

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イルカマークのおそうじ屋さん、新谷(シンタニ)です。おそうじ豆知識をご覧いただきありがとうございます。

これまではおそうじが楽しくなるコツ手順基本動作汚れの見分け方とその落とし方、そして洗剤や素材の種類と特徴といったおそうじの基本的なことから仕上がりに直接関係するプロが使っている道具身近にある便利グッズなどをご案内してきました。

 

※今回は、今話題の環境にやさしいナチュラル洗剤といわれるクエン酸についてご紹介したいと思います。

 

◇クエン酸とは

食用にも使われている酸性の物質です。疲労回復にも良いので水やジュースに溶かして飲んだり、健康食品や料理にも使われたりしています。でん粉や糖を発酵させて作られており、そんな食用でおなじみのクエン酸ですが実はとてもおそうじに役立ちます。クエン酸の液性は酸性になるのでカルシウムを溶かしたり、アルカリ性の汚れを落としたり、アルカリ性物質を中和したり、水アカや尿の汚れを落としてくれる水まわり汚れに強い働きがあります。雑菌の繁殖をおさえる効果もあり、雑菌が原因による腐敗臭やトイレの尿石臭も消してくれる消臭効果もある洗浄剤なのです。同じ酸性の食用品で調理酢などもありますがお酢には調味料が含まれており独特のツーンとくる臭いや刺激があるのでクエン酸の方がおそうじには向いています。

 

◇クエン酸の効果

・シンクや洗面所、浴室の鏡に白くこびりついた水道水に含まれるカルシウムやカルキ、石鹸カス、水アカを落としてくれます。

・ポットや食洗器、洗濯槽に白くこびりついた水道水に含まれるカルシウムやカルキ、水アカを落としてくれます。

・トイレの汚れや便器の黄バミ、尿石、アンモニア臭など嫌なニオイを消臭してくれる効果があります。洗濯物の黄バミも防止してくれます。

雑菌の繁殖を抑える効果があるので排水口のぬるぬる汚れ、生ゴミにスプレーすると悪臭を予防してくれます。

・まな板、調理器具についた生臭い魚のニオイの消臭、抗菌、衛生的です。

カビ予防効果もあるのでキッチンや水まわり、タイル目地などカビの生えやすい場所にスプレーするとカビの予防になります。

 

◇クエン酸の使い方

クエン酸は薬局、スーパー、ホームセンターで販売しています。(購入する際は、薬用、食用ではなく一般用にして下さい。薬用、食用でも構いませんが、少し割高です。)予めクエン酸を水に溶かしてスプレー(霧吹き)容器に入れて置くと使いたい時にいつでも使えるので便利です。まな板や排水口、三角コーナーの生ゴミにスプレーするとイヤな臭いも消え、抗菌、消臭してくれます。使い方は一般的な洗剤と同じように汚れ箇所にスプレーし、古歯ブラシやスポンジを使って洗い流し、ウエスを使って拭き上げます。金属箇所に使用した時は念入りに洗い流してしっかり拭いて下さい。鉄製品は錆びる場合があります。大理石には使えませんので注意して下さい!

 

◇注意点

・大理石に使用すると表面が溶けて鏡面状態がガサガサしたくすんだ状態になってしまうことがあります。大理石には使用しないでください!

・金属部分に使用すると錆びてしまうことがあります。特に鉄製のものは錆びて表面劣化、変色してしまうので気をつけて下さい!よく洗い流してしっかり拭き上げて下さい。

・液性は酸性の洗浄剤になるので「まぜるな危険」塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生します。絶対にまぜたりしないで下さい!

 

◇クエン酸とお酢の違い

お酢も酸性の調味料なのでクエン酸とよく似ています。どちらも調理にも掃除にも使用します。効果も使い方も注意点もほとんど同じですが、お酢は寿司酢や料理酢などいろいろな調味料も含まれているため、おそうじにはお酢ではなくクエン酸の方が向いています。クエン酸の作り方次第ではお酢よりはるかに強力になってしまうため、必ず使用上の注意と作り方の説明をよく読んでからご使用ください。

 

※汚れを落とす=かならずしも合成洗剤とは限りません!環境にやさしいナチュラル洗剤、クエン酸、重曹、石鹸、炭酸ソーダを使ってナチュラルクリーニングはいかがでしょうか?お肌の弱い方や、小さいお子様がいる方は環境にもやさしいナチュラル洗剤を使ったおそうじをおススメいたします。是非、お試し下さい。

 

※次回はナチュラル洗剤の代名詞、重曹についてご案内したいと思います。お楽しみに!

 

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